■あらすじ■


大学生活も1年半が終わり、今年は2年生の10月。

小早川誠は、やはりいつもと同じ日々を送っていた。

ただ、毎日を生きるだけ。

学校に行き、友達と話しをし、飯を食い、馬鹿をする。

そんな、いつもと同じ日々を。

それは望むものでもなければ、与えられたものでもない。

ただ、そこにあるだけ。



「それでも、生きているといえるんだろうか」



誠は深く考えることもなく、ぼんやりと考えた。

でも、何も変わらない、気付けない、わからない。



そして、誠は出会う。

最初で最後の、秋の奇跡に…。